7月から8月は、例年、日本に台風が多く接近または上陸をします。台風は大雨や洪水、暴風、高潮などをもたらし、河川の氾濫や浸水、土砂崩れなどが発生しやすくなります。
毎年、各地で大きな被害をもたらしている自然災害。
今年も既に大きな水害がありました。
自然の猛威の前でなす術のない私たちではありますが、少しでも身を守るための防災グッズを今一度、見直してみませんか。
1.減災グッズチェックリスト
2.新型コロナウィルス避難生活お役立ちサポートブック
3.Withコロナに必要な防災グッズ
阪神・淡路大震災から得た貴重な教訓を世界共有の財産として後世に継承し、国内外の地震災害による被害軽減に貢献すること、および生命の尊さ、共生の大切さを世界に発信することを目的として「人と防災未来センター」が設立されました。
館内では、貴重な展示物や映像から当時の状況や取り組みを学ぶ施設や、阪神・淡路大震災直後の様子を体感できる施設などがあります。
人と防災未来センターでは、被災経験者を含むセンターの職員やボランティア、スタッフによる防災委員会を立ち上げました。
その防災委員会のメンバーにより減災グッズチェックリストが立案されました。
このチェックリストは、非常時に備える3ステップとして、いつも携帯しておくべきもの、
安心のために備えておくべきものなどをリスト化しています。
とても分かりやすいと思いますので、是非、ご参考になさってください。
そして、今、私がお伝えしたいことは、必ずマスクを準備していただきたいということなのです。
一般社団法人日本災害リハビリテーション支援協会が作成した新型コロナウィルス避難生活お役立ちサポートブックをご案内します。
避難生活が始まった時に、新型コロナウィルスをはじめとする感染症の予防や蔓延防止のために、「知っていれば、誰にでもできるちょっとした配慮」が分かりやすくまとめられています。
今までの避難所生活とWithコロナの今の避難所生活では、注意すべき点にも違いがあります。
新型コロナウィルス避難生活お役立ちサポートブックの中でも一番に3密を避けるということが挙げられています。
従来の避難所では、換気が悪い(密閉)、人が密集している(密集)、近距離で会話が行われる(密接)を満たす傾向があるとされ、新型コロナウィルスの集団感染のおそれが大いに考えられます。
そんな中で、地方自治体やNPO団体などがフィジカルディスタンス(身体的距離)を確保するために、避難所の収容人数を減らし、ホテルや旅館などへ分散して避難できるような仕組みを考えてくれてもいます。
ダンボールで仕切れるような工夫もみられます。
万全とは決して言えない策の中で、とても難しい避難生活になることは間違いないことのようです。
災害に見舞われ、避難した方々にとっては、命があるだけで何より、それ以上は考えられないという状況が多いのではないでしょうか。
いくら防災グッズを用意したところで使わなかったというケースもあるかもしれません。
しかし、用意した防災グッズが役に立ったというケースもたくさんあるのです。
『備えあれば憂いなし』という言葉もあります。
必要以上の用意は不要ですが、必要最低限の防災グッズは日ごろから準備しておくようにしましょう。
既にご用意されている方々も、これからご用意される方々にも、ぜひお願いがあります。
今一度、内容をチェックして頂き、マスクを防災グッズの中に付け加えてください。
1箱だけで構いません。
避難所生活の際にも、その後の生活にもマスクは必需品です。
そして、可能であればアルコール除菌グッズも準備しておいていただきたいです。
それは企業様にもお願いしたいことです。
各企業でマスクの備蓄がある程度できていれば、近隣地域が被害に遭った際、自社の従業員はもちろんのこと、被害に遭われた方々へお配りいただくこともできます。
一人ひとりが少しずつ協力し合うことで、大きな力になります。
日本は自然豊かな分、災害も多いと言われています。
美しい国日本で、皆の力で困難を乗り越えるために、私たちがすぐにできることを今日から始めていきましょう。