新型コロナウィルスの第2波が襲来している中、各自治体で飲食店の営業時間短縮や休業
要請など行われています。
それでも、なかなか減らない感染者数。
8/15の東京都内の感染者数は385人。
感染経路が分かっている方が、そのうちの136人。
家庭内感染は136人の半分近い64人を占めています。
夜の街感染などと言われていますが、本当に恐ろしいのは家庭内感染なのかもしれません。
今回は、家庭内感染について調べてみたいと思います。
マスク堂ニュースの中でも、一度、家庭内感染いついてはご案内させていただきました。
詳細は下記よりご確認ください。
私が思う一番恐ろしい点は、外では気をつけるけど、家に帰ると忘れてしまうことなのではないかと思います。
例えば、外出時には、ほとんどの方がマスクをしています。
家に帰ったら、どうでしょうか?
皆さん、家の中でもマスクをしていますか?
とても暑い時期なので、熱中症対策の観点からも、外せる時(3密を避けることができる状況)には、マスクを外すことも大切です。
ですから家の中でもマスクを着用することをお勧めするものでは決してありません。
しかし、注意という観点から自分の行動を顧みると、家庭内では外出時より注意の気持ちが相当薄れていると感じます。
消毒に関しても同じです。
家に入る際に、手指消毒されていますか?
家族全員の、小さな気持ちの油断が家庭内感染のリスクを広げているのではないかと考えます。
国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一医師英一郎さんが、家庭内にウイルスを持ち込まない対策を説明してくださっています。
「専門病院などで徹底されているウイルス汚染度の区分けが家庭内でも応用できます。
最も感染リスクが高い汚染区域のレッドゾーン(玄関)、最も理数が低いクリーン区域のグリーンゾーン(キッチン、リビング、寝室など)、両者の中間区域のイエローゾーン(浴室、洗面所、脱衣所など)に自宅を分けることをおすすめします。
帰宅度、最も危険は玄関では手指を消毒して、かばんをアルコール清掃してから室内に持ち込むなど、各ゾーンの危険度に応じた感染対策を講じることが大切になります。」
このゾーンニングの考え方については、マスク堂情報局の「クラスターって、どういう意味?」でも、簡単にご案内していますが、感染予防対策としては基本的かつ重要な対策とされています。
詳細はこちらをご参照ください、
レッドゾーンは、なるべく狭く設定し、レッドゾーンから出る際には防護服を脱ぐなど、医療現場でもとられている対策です。
家庭内で明確にレッドゾーンとグリーンゾーンを分けることは、なかなか難しいかもしれませんが、マスク堂がいつも提唱している「今すぐできること!」の一つとして、皆さんにも考えていただきたいと思います。
それでは、具体的に「今すぐできること」とは、どういうことなのかを考えてみたいと思います。
家庭内で一番考えなければいけないポイントは、とにかく外からウイルスを持ち込まないということです。
玄関には、手指消毒用のアルコールスプレーなどを置き、帰ったらすぐに手指消毒をしてから室内に入りましょう。
前述の通り、かばんや持ち物にもウイルスが付着しているおそれはあります。
可能な限り消毒しましょう。
難しいとは思いますが、玄関で服を脱ぎ、すぐにシャワーを浴びることもおすすめしたいです。
とにかく、決してグリーンゾーンであるリビングに直行してはいけません。
歯磨きのコップやリネン類は別々に使用してください。
これは感染リスクを分散させないために、とても重要です。
会話の際も、なるべく沫が飛ばないように注意しましょう。
トイレでは蓋を閉めてから、水を流しましょう。
家族全員が触れるドアノブや電気のスイッチ、リモコンなどはこまめに消毒しましょう。
エアコン使用時でも、換気はこまめに行いましょう。
いかがでしょうか。
もちろん完全な対策ではありませんが、今すぐにでも始められそうではないですか?
マスク堂情報局でもニュースでも、私は、いつも皆様にお願いをしています。
それは、すぐにできることから始めてみませんか?ということです。
家庭内では密な状態が多くあります。
一人が感染すると、家族全員に広がるリスクが非常に高いです。
毎年冬に流行するインフルエンザと同じですよね。
家族ひとりが、まずは感染しないように気を付けること。
外からのウイルスをなるべく家庭内に持ち込まないように気を付けること。
無症状感染者がいるかもしれないと想定したうえで、対策を講じることも大切だと思います。
大きな力にはならないかもしれません。
けれども、小さな力を集めて、大きくしていきませんか?
こんな注意点もあるのではないかなど、どうぞ、皆様のお声を聞かせてください。
マスク堂では、コロナ禍を、皆さんと一緒に乗り切っていきたいと考えています。